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#554 〜花〜

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内科病棟に異動して約半年が経過しました。まだまだなれない事も知らない事もたくさんあり、しかも忙しさに忙殺されています。
連日3時間程度の残業は当たり前になっています(苦笑)
この病棟に来て、癌で終末期の患者さんを受け持つ機会を与えていただいています。実は緩和ケアやターミナルケアは初心者の私。
日々勉強させていただいています。私が担当になった終末期の患者さん。もともと人を気遣う優しい性格の方で、ほとんど何かを
訴えたりされませんでした。でも時々涙を流されたりと、きっと言わないだけで死ぬことへの不安や恐怖があったはずです。
病気によって失ったものもたくさんあったかもしれません。看護師ができることも限られてくるので、時に無力感を感じることも
あります。私は患者さんの好きな氷入りのスポーツドリンクを用意したり、静かに手を握って傍にいました。その患者さんは手を握り
返したり、亡くなる前日は私の手の甲にキスまでされました。後で思えば、さみしさからそうしているのではなくて、どうしたらいい
のか迷っている私を慰めるためや「さようなら」の挨拶だったのかも…。と思ったりしています。
最期まで優しく紳士な患者さんでした。ご家族も大変な状況を受け入れようと努力されながら面会されていました。とても尊敬していました。
これで良かったのか…。お見送りの時にいつもそう思います。後悔もたくさんします。
でも、看取った後にご家族の方からお手紙をいただきました。気持ちは通じるんや!とすごく励みになりました。
だからこの仕事がやめられないのかもしれません。
終末期の看護では特に人格や死生観を問われる領域なんだと感じています。
“命を輝かせる”ように助けるのが私たちの仕事だと思う。この患者さんから教えていただいた事を活かしてがんばります。

※ 9月1日に一部編集しました。

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by catuwo | 2014-08-17 23:57 | 植物 | Comments(11)